「さよなら」金子みす々の詩に作曲

「さよなら」オンエアの画面より 

NHKーeテレで朝8時40分〜50分に放送されている『にほんごであそぼ』で私の作曲した歌「さよなら」が月歌に選ばれでオンエアされていますので是非ご覧になって下さい。(夕方5時15分にも再放送があります)

 

「さよなら」は明治生まれで大正期から昭和のはじめにかけて活躍した日本の詩人金子みす々の詩に作曲したという企画です。歌っているのはシンガーのおおたか静流。おおたかさんの歌は毅然としたフィーリング。女性とか男性を超えて普遍的な情緒に包まれた感じ。「さよなら」ということばからくる安っぽい感傷にはながされてないです。

 

また詩人の金子みす々、日本を代表する詩人で山口県生まれ、数奇な運命を辿り26歳で自ら命を絶っている方です。

金子みす々の物語はドラマ化されたり、その詩はいろんなところで曲がつけられています。

 

私の作曲はといえば、そうですね・・・明るくもなく悲しくない、微妙な線いってます、あえて。

和声的にはマイナーキーで始まりいつのまにか転調転調で最後はメジャーキーにたどり着いてますがすごく明るいわけではないです。勿論もろに悲しいとか暗くもないと思います・・・なんで微妙な線ということです。

 

元々この楽曲は同番組のお正月スペシャルでの公開録画番組(福島で収録)の為に作曲されたものを、今回新たにおおたかさんの歌をレコーディングして完成させたものです。

 

 

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右肩下がりの経済学(1)

限られた環境で肥大化した植物の運命は?

右肩下がりの経済学
人が幸せになる為の方法は経済成長しかないのでしょうか。既に成長の限界を超えてしまったこの世界が破滅を免れ、再生する為の処方箋は「右肩下がりの経済」に移行するしかないと私は思うのです。経済学者が避けてきたこのテーマに、わが身を振り返りながら挑んでみたいと思います。

メディアによる刷り込み
戦後の焼け野原の時代から立ち直り、テレビの普及と共に「アメリカの豊かな暮らし」をブラウン管のホームドラマの中に見ながら育った私たちは、それとは気づかずに資本主義社会の「経済成長による豊かさ」という洗脳を無防備にも浴び続けて育った世代と言えるでしょう。自転車を乗り捨てて家に走り込み、大型冷蔵庫をバーンと開けて大きな瓶から牛乳をラッパ飲みする子ども達の姿に衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。
もう一つは西部劇。自由を求めて西へと開拓を進めるフロンティアの前に立ちはだかる「野蛮なインディアン」を、騎兵隊が銃の力で制圧するという「正義」の物語です。今でもグローバリゼーションと名を変えて世界を席巻するアメリカの伝統的手法です。
一家団欒の茶の間という無防備な空間に娯楽として何の抵抗もなく侵入してきたTV文化は、GHQの戦略による見事なイデオロギー教育だったことに今更気付くのです。夢のエネルギー・原発が導入され始めたのもこの時期で、読売新聞、日本TV の正力松太郎が深く関与していたことは有名です。しかし当時の私は「資源のない国」日本が「アメリカの豊かさ」を手に入れるには、原材料を輸入に頼りながらの加工貿易しかないと結論し、将来貿易会社で働く為に大学は商学部へと進むことになったのです。

疑問と向き合う
折しも時代はヴェトナム戦争、70年安保と沖縄返還問題そして高度成長の歪から水俣をはじめとする公害問題が頻発していたころでした。人生何が幸いするか分からないものです。こんな時代だからこそ、私にも改めてもの事を根本から考えてみる機会が与えられたのです。
人の命を脅かしてまで利益を追求する企業の倫理、そしてお金がお金を生むという成長の論理に納得がいかない当時の私は、時代の流行だったのか単なるへそ曲がりなのか最も商学部らしくないマルクス経済学のゼミを選択したり、東大工学部で宇井純さんが主宰する「自主講座・公害原論」に顔を出したりと、「資本主義経済の謎」に迫ろうと試みていました。

常識というイデオロギー
「経済発展を目指す」ということだけが現実的なのであり、今ある現実を常識として固定させ、それ以外は現実離れをした単なる空想、理想に過ぎないと一蹴する手法は、今無いところのものを目指すオルタナティブな思想の芽を摘む為の最も有効な手段です。
そういう意味からも「想像してご覧…」で始まるジョン・レノンのイマジンは当時もそして今も常識に対する脅威なのです。
私が「お金がお金を生む」という常識=イデオロギーに疑問を持ち、「贅沢な悩み」を持ち続けた訳はただ一つ、一度だけの人生を誰にも騙されることなく自分の納得のゆく生き方をしたいともがいた結果です。宇井さんは「自主講座」の中で、公害を生み出すような経済発展至上主義(現代の常識)は当分変わりそうもないとする大方の悲観的な考えに対し、「江戸の中期にこの社会が変わると思った人がどれほどいたのだろう」と答えています。

続く

 

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朝時間

photo

(Photo by Kenken)

今朝は4時半に目が覚めて、外は曇り空だけど太陽は昇っています。
4時半っていうのは私にとって起床時間としては早いのですが、
最近ハマってる「キャンドル」に早起き効果があるのかも知れません。
キャンドルを作るのではなく、灯すほう、ね。

夕方から夜にさしかかる時間帯に灯すキャンドルは、そりゃもう素敵な時間で、
そのテイストを知ってしまうと香りやら炎の大きさやら、果てには小さくなって燃やし残ったロウの使い方まで拘るので、
私ってなんてめんどくさい女なんだなと(笑)
10代の頃は活発なことがいいことで、内向的より外交的なほうが優遇されて、
わたしみたいなチマチマと小さな世界に落ち着き場所を求める人は正々堂々と興味あるソレらを公表できないような空気が流れてましたね。

一週間前に軽井沢追分にあるカフェ「ごんざ」のイベントでバンドを組む中学生を前に歌ったのですが、
その会を主催する大人たちも最高にすてきな方たちの集まり。
中に学校の先生もバンド演奏します。
ジョークを交えながら生徒を前に演奏するのですが、イマドキの中学生ですからね、
先生だからといって容赦ないっていうか、反応にウソがない(笑)

先生率いる大人バンドも、生徒の反応にいちいち反応しないですからーっ。
自分たちの時間を最大限に今楽しむ、それだけ。
シンプルな構図が、もう宇宙的としか言いようがない(笑)

で、私の朝時間はいつもより早く台所に立って野菜の下ごしらえしたり、
お茶を沸かしたりして、
いつもと違う何かをしようなんて考えている時間がもったいないくらいに気持ちのいい時間になりました。

夕べの雨の置き土産は朝もやのかかった新鮮な朝。
この感覚がいちにちの始まりなら、今日もいい一日になるなぁ。
もちろん、朝キャンドルも素敵なのでした。
今朝はスィートオレンジの香りのキャンドルです。

これからの季節、虫よけのキャンドルもいっぱい出ていますが、
シトロネラというハーブの香りが入って虫除けになります。
私はこの香りも好きなので愛用しています。

 

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和久井ガーデンの四季5

ご無沙汰していました。
約2ヶ月ぶりにブログ再開しようかと思います。
庭師にとって4月から6月にかけて一番忙しい時期であり、和久井ガーデンのほうも見学者の皆さんのためにもおろそかに出来ず、というあわただしい日々が続きました。
誰のためのガーデンなんだろう・・・? 

さて前回は周りの里山景観が急速に壊れていくことに対してのディレンマから思い余ってついついネガティブなボヤキに一人走ってしまったせいか、皆様からはあまり共感されなかったようです。
しかしながらこれらのことは私のもっとも危惧していることであり、どうしたら美しい里山風景を残していけるのかをこれからも皆さんと一緒に考えていきたいテーマのひとつであります。

外国人観光客が日本観光に求めるベストスリーに 

日本の正しい田舎の風景にふれたい
その地方のならではの食文化・名物を味わいたい
お花見がしたい

などがありました。大都会見物やディズニーランド詣では最下位のほうでした。
以外でしょう!
こういうニーズに自信を持って応えられる日本の田舎が果たしてどれ程あるというのだろう?
おっといけねえ!!また話が長くなりそうだぜ
そろそろ The best season of WAKUI GARDENでものぞいてみようか!

 

 

和久井ガーデンの入り口の丘からは佐久平が一望できます。

 

よく晴れた日は富士山も見えています。

ちなみにUFOはここではまだ見ていません。

 

 

見慣れた景色(古井戸と小屋)がでてきましたね。

その先に進んでみましょう。

 

 

おや!扉の向こうに誰かいますね。

サインボードには to the fool on the hill とありますが?

 

 

いましたね!

このひとは カネコさんといいます!

私の古い友人で植木屋さんの金子さんは、周りの職人たちがどんなに忙しく働いていても、夕暮れ時には

こんな風に肩を落として遠くを眺め,たそがれます。

この熊のぷーさんの脱力感がその金子さんと同じなんだな!

このあいだ我が家に見えた環境活動家でシンガーソングライターのアンニャ・ライトさんが

この熊さんの姿を見てこんなことを言っていました。

What am I doing here?(私はいったいここで何をしているんだろうか?)

忙しさに追われて都会暮らしをしている人々にこれを見せたいね!

などと頷きあったのですが、ウ~ンそんなに哲学的な思索をしていたのか カネコさんは?

でも、本当はカネコさん今晩の晩酌の焼酎を切らしているのを心配していただけなんじゃないかな?

と僕は思ってるんだけどね!実は!

 ハヤシさんの作品 箒にさかさまに乗った魔女 も Fool on the hill の脱力空間には欠かせません。

ここはこの魔法使いのおばあさん魔法によって時間が止まっているのかもしれませんね。

でもねこの家の二人はいつもウロウロ忙しくしていて、このハンモックに揺られる暇が訪れないという現実

これも魔法にかかっているのかもね!

さてこんなことしてる暇はない、次に行かなければ!

 

 バラのアンジェラとクレマティスのスノーフレイクが今ちょうどバランスよく咲いてきています。

デッキの上から覗いてみましょう。

今年はいつもより白が多くて明るい印象があります。

こぼれ種で増えたオルラヤのせいかな?

ギガンチウム(ネギ坊主)も膨らみ始めました。

 

 

一週間ほど前小諸コミュニティーTVの取材があるというのでバックヤードとの境に木の扉を作りました。

テレビというのでちょっと頑張っちゃったわけです。

21日(金)夕方6時20分過ぎから5~6分だそうです。

どんな風に撮れているのかちょっと心配、見なくていいですよ!

さて今回はこのぐらいにしといたろか!

次回はさらに和久井ガーデンの真髄に迫っていきますよ! 覚悟はいいかな?

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田んぼの草

6月、田んぼの草取りが始まりました。

梅雨に入ってしばらくたちましたが、今年は小雨でため池の水が不足しているようです。
ここ2日ほど、かみなりさまがやってきて地割れした田んぼに恵の雨を蒔いてくれました。
有り難いことです。

庭の木々も上へ、上へと伸び始めて、
梅雨明けからは四方八方へと拡散のエネルギーへと変化していくのです。
食事もそろそろ圧力鍋で炊いた玄米よりも土鍋で炊いた玄米がおいしく感じはじめました。
私は丸麦入りの玄米粥が今いちばん好き。
とてもリラックスできるので、今の生活のペースと相性がいいように思います。

庭にわさわさしているフキもわかめと煮たら”わかタケ”みたく”わかフキ”でおいしい。
アスパラがこれでもかってくらい!スティック野菜みたいに長いまま茹でて、
オリーブオイルと塩と黒胡椒でシンプルに。
たくさん採れる時の野菜はシンプルがいちばん。

昨年の豆類も虫がつかないうちに今いただきます。
スープやカレーはもちろん、サラダやペーストにしてドレッシングにしたり、豆パンを焼いたり。

キースジャレットを聴きながら♪
http://youtu.be/hx2quk1g8p8

この間、宇宙がすごい勢いで動いていることを画像で見た。
地球も自転しながら公転しているでしょ。
太陽系も宇宙の中をすごい勢いで動いているの?
そしたら、私たちって振り落とされそうなくらいジェットコースターどころじゃない早さの乗り物に乗ってるんだよね。
だけど、バランスとってるの、これがサーカスなら天才。
毎日、いろんなことが起きても不思議じゃないですよ、これは(笑)
その毎日の、ほんの一瞬でもいい。
静かで穏やかな時があるって奇跡的なんじゃないのかなと思った。

ジェットコースターに乗って静かで穏やかな面持ち、こ、これは神業ぢゃないの。
みなさん、自信もってください。
うちら神業で生きてるんですから。

今さらですが、
私の「螺旋階段」の歌詞です。

♪毎日はいつでも螺旋階段
勢い駆け上がれば息も切れる。
人生も同じ螺旋階段
だから深く息を吸ってゆっくり昇ろう!

 

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