海野宿(東御市)|江戸の町並みが生きる「北国街道の宿場町」

海野宿(うんのじゅく)は、長野県東御市に位置する北国街道の宿場町で、江戸時代の町並みが美しく保存されている地区です。千曲川と山裾の間に広がる細長い宿場町は、かつて旅人をもてなした宿や職人の町並みが今も残り、昭和59年(1984年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

歴史背景

  • 北国街道の宿場として発展
    海野宿は、中山道・追分宿から分かれる北国街道の主要宿場で、越後や北陸方面から善光寺への善光寺街道とも接続していました。
  • 海野氏ゆかりの地
    古代豪族・海野氏の発祥の地とされ、中世には海野氏館(現・海野氏旧跡公園)もありました。
  • 江戸時代の町並みが残る
    格子戸の町家や茅葺き屋根、白壁の土蔵などが立ち並び、現在も「宿場としての構造」が明瞭に分かる街並みが残されています。

見どころ・現地での楽しみ方

🔸 宿場町の町並
約500mにわたる通りに、伝統的建造物が80棟以上。格子戸、茅葺き、越屋根などが美しい。

🔸 海野宿資料館
宿場の歴史、生活道具、建物の構造などを紹介。

🔸 海野家住宅(重文)
 江戸時代中期の武家住宅の名残。

🔸 海野氏旧跡公園
海野氏館跡とされる場所に整備された静かな歴史公園。桜の名所でもある。

散策ルート(例)

  • 海野宿入口 ➝ 資料館 ➝ 海野家住宅 ➝ 海野氏旧跡公園
  • 所要:約45分~1時間(ゆったり町並み撮影しながら)

メモ

  • 夜のライトアップ(不定期開催)では幻想的な町並みに
  • カフェやクラフト作家の店も点在、散策と文化体験を両立できる

GoogleMAP周辺情報

周辺地図



← 前に戻る