柳町(やなぎまち)【前編】

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きままに 宿場 歩き。  :  2015-11-8 8:29
maya

 今回は北国街道の上田宿「柳町」へ行ってみましょう。北国街道は、中山道と北陸道を結ぶ重要な街道で、佐渡で採れた金の輸送や北陸諸大名の参勤交代に使われたほか、善光寺参りのための道ともいわれています。上田は善光寺からちょうど一日の行程の位置にあったので、善光寺参りの旅人の宿場としても発展しました。そんな上田の原町と紺屋町をつなぐ街道筋に、旅籠屋や商家が軒を連ねるようになってできた町が「柳町」です。町筋に柳の木が多かったことから「柳町」と名付けられたそうです。文化元年(1804年)には呉服屋が25件もあって賑わったといいます。上田駅から北に15分ほど歩いた場所にあり、

現在も石畳の道路や長屋が軒を連ねる美しい街並みが残されています。『犬神家の一族』など、多くの映画のロケ地としても有名です。
 
 
 
上田駅からは徒歩15分程度で、柳町の南端に辿り着きます。小さな公園(休憩スペース)になっていて柳町の成り立ちや案内図があります。それによると、柳町の見どころは以下の通りだそうです。
仝高がそろった美しさ
⊃読佞切り子格子
うだつが上がる!
だ酳佞里覆泙格
 
 
▲柳町には資料館がないので、ここで見どころをチェックしておくのがおすすめ
 
公園にはお地蔵さまがおかれています。良き縁を結んでくださるようにと願いを込めて祀られたものだそうです。案内板には「お地蔵さまに水をかけると、そのご身体を清めた水が地中に適となって落ち、縁を結ぶ始まりを告げる美しい音色が響きます」と記されています。要は水琴窟になっているようなのです。水琴窟の音色が好きな私は、さっそくお参りして音色を味わいました。
 
▲「縁結び水かけ地蔵」と名付けられています
 
 
ここから街道を北上していきます。江戸時代中期から300年続く岡崎酒造があります。お酒だけでなく酒器やお味噌も扱っています。店の奥には江戸時代の雛人形が飾られていました。
 
▲七福神の福禄寿や布袋など、縁起のいい人形も飾られています
 
通りには人気のパン屋さんがあります。「ルヴァン」は、東京に本店を構える天然酵母パンのお店。2階にはカフェ、店舗奥にはレストランもあります。古い建物を活かしたおしゃれなカフェスペースで、ゆったりくつろぐ素敵な年配のご夫婦がいらっしゃいました。自分もあんな風になれたらな……と憧れます。
「ルヴァン」のお隣にある「森文」は、喫茶と食事を楽しめるお店。おこわとケーキが有名です。呉服屋・ 郵便局と様々な形で使われてきた建物には130年の歴史があり、店内には郵便局だった頃の窓口がそのまま残っています。歴史的な街並みを保ちつつ新しい息吹を取り込んだ今のような柳町ができるきっかけとなったお店のようです。
 
▲パン柄ののれんが可愛らしいです
 
「柳町通り憩い処 ご自由にお休みください」という看板を発見! こちらの建物には、木の工房「木楽歩」と、昼間から上田名物「美味だれ焼き」が味わえる「隠れ家 えん」、ワンデイ・シェフのお店「コラボ食堂」が入っています。中でも面白い試みが「コラボ食堂」。お店に登録した料理好きな皆さんが日替わりで調理を担当してランチを提供するレストランなんです。毎日シェフが変わるなんて! 近くにあったら毎日通っちゃいそうです。
 
 
▲うだつの位置が珍しいです
 
「木楽歩」の敷地内には、フリースペースとして解放されている「カキノキテラス」があります。木製格子は、上田市保有林のアカマツ虫くい被害材を使い制作された景観木工品だそうです。ベンチでまったり休憩できます。
 
▲「カキノキテラス」はペットの同伴OK。喫煙スペースもある
 
「カキノキテラス」から見える蛭沢川には、遡上してきたハヤがたくさん泳いでいます。エサを投げ込むと大喜びで食べてくれます。
 
 
▲「隠れ家 えん」では、川魚のえさ(1カップ100円)が売られています
 
「カキノキテラス」で、川のせせらぎを聴きながらひと休み………というところで、今回の散策はここまで。次回は街道沿いの気になるお店から散策をはじめます。
 
 

 

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