和久井ガーデンの四季5

投稿者: wakui

【2013年06月20日】

ご無沙汰していました。
約2ヶ月ぶりにブログ再開しようかと思います。
庭師にとって4月から6月にかけて一番忙しい時期であり、和久井ガーデンのほうも見学者の皆さんのためにもおろそかに出来ず、というあわただしい日々が続きました。
誰のためのガーデンなんだろう・・・? 

さて前回は周りの里山景観が急速に壊れていくことに対してのディレンマから思い余ってついついネガティブなボヤキに一人走ってしまったせいか、皆様からはあまり共感されなかったようです。
しかしながらこれらのことは私のもっとも危惧していることであり、どうしたら美しい里山風景を残していけるのかをこれからも皆さんと一緒に考えていきたいテーマのひとつであります。

外国人観光客が日本観光に求めるベストスリーに 

日本の正しい田舎の風景にふれたい
その地方のならではの食文化・名物を味わいたい
お花見がしたい

などがありました。大都会見物やディズニーランド詣では最下位のほうでした。
以外でしょう!
こういうニーズに自信を持って応えられる日本の田舎が果たしてどれ程あるというのだろう?
おっといけねえ!!また話が長くなりそうだぜ
そろそろ The best season of WAKUI GARDENでものぞいてみようか!

 

 

和久井ガーデンの入り口の丘からは佐久平が一望できます。

 

よく晴れた日は富士山も見えています。

ちなみにUFOはここではまだ見ていません。

 

 

見慣れた景色(古井戸と小屋)がでてきましたね。

その先に進んでみましょう。

 

 

おや!扉の向こうに誰かいますね。

サインボードには to the fool on the hill とありますが?

 

 

いましたね!

このひとは カネコさんといいます!

私の古い友人で植木屋さんの金子さんは、周りの職人たちがどんなに忙しく働いていても、夕暮れ時には

こんな風に肩を落として遠くを眺め,たそがれます。

この熊のぷーさんの脱力感がその金子さんと同じなんだな!

このあいだ我が家に見えた環境活動家でシンガーソングライターのアンニャ・ライトさんが

この熊さんの姿を見てこんなことを言っていました。

What am I doing here?(私はいったいここで何をしているんだろうか?)

忙しさに追われて都会暮らしをしている人々にこれを見せたいね!

などと頷きあったのですが、ウ~ンそんなに哲学的な思索をしていたのか カネコさんは?

でも、本当はカネコさん今晩の晩酌の焼酎を切らしているのを心配していただけなんじゃないかな?

と僕は思ってるんだけどね!実は!

 ハヤシさんの作品 箒にさかさまに乗った魔女 も Fool on the hill の脱力空間には欠かせません。

ここはこの魔法使いのおばあさん魔法によって時間が止まっているのかもしれませんね。

でもねこの家の二人はいつもウロウロ忙しくしていて、このハンモックに揺られる暇が訪れないという現実

これも魔法にかかっているのかもね!

さてこんなことしてる暇はない、次に行かなければ!

 

 バラのアンジェラとクレマティスのスノーフレイクが今ちょうどバランスよく咲いてきています。

デッキの上から覗いてみましょう。

今年はいつもより白が多くて明るい印象があります。

こぼれ種で増えたオルラヤのせいかな?

ギガンチウム(ネギ坊主)も膨らみ始めました。

 

 

一週間ほど前小諸コミュニティーTVの取材があるというのでバックヤードとの境に木の扉を作りました。

テレビというのでちょっと頑張っちゃったわけです。

21日(金)夕方6時20分過ぎから5~6分だそうです。

どんな風に撮れているのかちょっと心配、見なくていいですよ!

さて今回はこのぐらいにしといたろか!

次回はさらに和久井ガーデンの真髄に迫っていきますよ! 覚悟はいいかな?