過去の投稿
投稿者:wakui
和久井ガーデンは、元は林檎畑の斜面に造られていて、上の入り口から順に4っつのステージに分かれています。
今まで見てきた庭の画像はセカンドステージにあり一応ウェルカムガーデンなどと呼ばれています。
それではここを抜けて第3ステージに降りてみましょう。
あっ!ちょっとその前にこの絵の手前の石垣ガーデンの画像が出てきたので見てください。
段々畑の石垣をイメージし、近くの沢の石を拾い集めて積んでいます。
高低差をうまく生かすと立体感のある庭を楽しめますね。
私は里山の田んぼや畑の石積みの美しさにいつも目を奪われます。
おそらく昔のお百姓さんが丁寧に積み上げたものでしょう、当然セメントなど使うこともなく、空積みですが
年月を経ても崩れることはありません。その技術の確かさには脱帽です。。
一度石積みのワークショップみんなでやったら面白いですね。
和久井ガーデンの石垣は時々崩れます。まっ!それがロックガーデンの味わいでもあるのでね!
ついでにこういう絵もあったのでお見せしてしまいます。
手前にあるのは”なんっちゃって日時計”古い石灯ろうの竿に乗せています。
まともな日時計は(英国製)ちょっとお高いのでね!
こういうのをガーデンオーナメントなどといいます。隣のウサギはイギリスから来ています。ただしこういう小物を使うときは注意が必要!
可愛くなり過ぎてはイケマセン。
ホームセンターのガーデンショップなどによくある”七人の小人”だけは止めようね!
さて、オーナメントやフォーカルポイントに関しては、また次回に取り上げることにして先に進むことにします。
第3ステージを上から見るとこんな感じ。意外と狭いでしょ!
背の低いシュラブ(潅木類)から先に芽吹きはじめ次第に高木類に移っていきます。
自然てよく出来てるよね!
球根類も咲き始め早春の盛りですね。
6月にはいるとこんなに茂ってきます。
ガーデニングというと、花屋の店先に売っている主に一年草などのお花を植えることとイメージしている人が多いかもしれません。
我が家にあるのは宿根草や潅木類、グランドカバープランツなどが主流です。
なかでもカラーリーフプランツ(色物)を意識的に組み合わせています。
これらは花がない時期でもカラフルな葉の色合いのグラデーションを楽しむことが出来ます。
草花の色や背丈、またはテクスチャー(質感)など、それぞれの植物の個性をどのように組み合わせ配置していくかは
庭師の腕の見せどころ、醍醐味ではないでしょうか。
などというといかにもエラソウですね!
まあ、それほど厳密なものでもありません。好みの問題でもありますから。
ただ私は毎年植え替えをしたり、足したり引いたりしながら理想的な組み合わせを模索しています。
ですから庭は毎年姿を変えています。
よく和久井ガーデンは何時が見ごろですか?と聞かれますが、宿根草の花期は短く、あっという間に次の花へと移り替わっていくので、
今がベストというが難しい、その時々がベストなのかもしれません。
だからこうして写真に記録しておきたいのかもしれませんね。
さて皆さん!いきなりではありますが、ここで少し花の名前を勉強しませんか。
この辺りの里山で春一番に咲くこの黄色い花はなんでしょう?
これは3月24日和久井ガーデンのリアルタイムの画像です。
同じくこの時期に咲くこの花は?
なんて、じらしてもしょうがないので答えをいいます。
先の少し黄緑がかった花はクスノキ科の落葉高木”ダンコウバイ”。後のは”サンシュウ” (ミズキ科かな?)でした。
サンシュウのほうが黄色が鮮やかなのと、一般的には庭木として植えられているので見分けがつくでしょう。
今庭で咲き出しているのはこのクリスマスローズくらいでしょうか。
関東ではこれ、クリスマスのころから咲き始めるのでこの名前があるという訳ですね。
はい!では芽を出したばかりのこの花の名前わかった人、あなたはプロです。明日から和久井ガーデンのスタッフになれます。
なんて、分るわけね~だろ!って誰か突っ込んでくれませんか?
これは春の庭をキュートに彩る”タイツリソウ”の芽だしで~す!・・・・・・・
え~と!ところで皆さん!私についてきていますか?
私ひとり遠くへ行き過ぎていませんか?調子に乗って暴走する私を誰か止めなくていいのでしょうか?
いい加減にしろ!という声が聞こえるので今日はこのぐらいにしておきます。
何かご意見ご感想があればお聞かせください。
投稿者:wakui
こんにちわ!和久井です。
過去の画像を含めてですが、引き続き”和久井ガーデン”の四季をアップしていきます。
あ!そうそう実はこんな話がありましたよ。
アサマdeの管理人、坂口さんが和久井ガーデンの取材で載せた画像を見た、CM会社のプロデューサーから電話があり、某○○テル入ってる?のCMを我が家で撮りたいということでした。
我々に一週間ほどホテル住まいさせ、この家を借り切って撮りたい、報酬はもちろんそれなりに!などというとんでもない話が急にとびこんできた訳であります。
ゲ!敵は○○テルか!どうしよう?報酬はそれなり!て・・どれなりなんだろう?などとつまらぬことを考えているうちに女優(井川はるか)のスケジュール調整とかの問題もあり、結果この話は無事お流れになったのでありました。
後にそのCMを見ましたが、背景の絵がぜんぜんイケテなくて、な~んだこれならウチの方が断然よかったのに!
などと手前贔屓・自画自賛をさらけ出す私でした。
だけどこういうのって、どこで誰が見てるかわからないもんだね!などと坂口さんと驚きあったものです。
和久井ガーデン平面図
え~と!和久井ガーデンはだいたいこんな風になっているわけですね。
この絵はだいぶ前に描いた計画図で、今はまた少し変化していますが、これからアップする画像がだいたい何処を撮ったものか
お判りいただけるかと思います。
小屋に絡まって咲く白い花はクレマチス・モンタナのスノーフレイク。成長が早く4~5年でこのぐらい伸びます。
特に剪定の必要はなく丈夫で育てやすい品種です。
クレマチスは何百種類もの魅力的な園芸品種があり、信州の冷涼な気候には適しています。
集めだすと切りがない世界です。僕ははコレクターではないので気に入ったもの数種類あれば十分です。
ヒドコートブルーにペイントした窓は廃校になった小学校の給食室からもらってきたものです。
当時我々セルフビルダーは横の繋がりがしっかりしていて、いつ何処の解体現場でどんな廃材がゲットできるかなど、情報交換しあっていました。
こういう人達が集まって昔”みどりのオジサンバンド”というのをやっていたんですが、別名ハイザイオジサンともいわれていました。(笑)
え~正しいオジサンの在り方としては、時々こういう方面に脱線しますが、あまり気にしないでくださいね!
この場所は陽だまりで乾燥気味なので、しそ科のハーブ類を植えています。
同じ場所ですが6月中ごろになるとバラのアンジェラが咲き始めます。
バラは凝りだすと深みにハマるようです。好きなバラは何種類かありますが私にはコレクションの世界はよう解かりません。
ハーブ類もだいぶ茂っていますね。
中央の銀青色はプンゲンストウヒ・ホプシーといって日本ではちょっとお高いコニファー(針葉樹)です。前の画像にあったドイツトウヒが巨大になる前に植え替えました。
大きな幹は生きた化石といわれるメタセコイア(落羽松)。小さいのを植えて15~6年でこうなる、恐ろしい。
階段脇は土留めをかねたロックガーデン。
ロックガーデンとは石や瓦礫を使い、山のガレバのような環境を人工的に作ることにより、高山系や匍匐性の植物を植えて楽しむ庭のことです。
ガーデニングの本場イギリス的アイディアですね。
我が家のロックガーデンは年月と共に周りの木が茂り、日陰になり、ロックガーデンらしさから遠ざかりつつあります。
小諸駅前の停車場ガーデンに造ったロックガーデン
ロッキー山脈の一角をイメージしたつもりですが背景ばかりはどうすることも出来ない!
逆光に映えるオキナグサのシルエット、ロックガーデンの醍醐味だ!
お気に入りの一枚。
この続きは次回ということでよいでしょうか。
私ははフェイスブックをしてないので皆様にコメントできないのが残念です。
坂口さんがそのうち何か考えてくれるそうです。
投稿者:wakui
皆さんこんにちは! 和久井です。
佐久平を見下ろす浅間山の南斜面のりんご畑を譲ってもらい念願だったセルフビルドの家を建てて早二十年になります。
5~6年程前から何故か雑誌やテレビなどでも取材されるようになってきたのですが、僕は人様のお庭を造ることが本業であり、自分の庭造りなどどうしたって後
回しになってしまうものです。
そんな訳でまだまだ未完成な我が庭を公開するなどどうなのかな?という思いもありました。
それでも朝の光を浴びる 早春の草花や球根類、夕暮れの淡い光に浮き立つ宿根草のグラデーションなど、自分でもはっとするような一瞬の輝きに出会うことがあります。
こういうのを手前味噌ならぬ“手前ガーデン“とでもいうのでしょうか、ともかく”和久井ガーデンの四季”を楽しんでもらえたら嬉しいです。
アメリカザイフリボク(ジュンベリー)の花
ジュンベリ-は5月の初旬、淡雪のような白い房状の小花を一斉に咲かせ、6月には紫に熟した美味しい実を枝先いっぱいに付けます。
秋には紅葉も楽しめ病害虫にも強いという、和久井ガーデンお勧めの落葉花木です。
ジュンベリーの実
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