続:ウェイン・ショーター考
続:ウェイン・ショーター考
2012年のウェイン・ショーターQuartetのパリでのコンサートの映像を久々に見た。
ドキュメント「Zero Gravity」でもこのカルテットのリハやライヴシーンが出てくるので気になっていた。
やはり1960年代のモード手法によるジャズ、、それは1970年に近づくにつれてロックムーブメント、エレクトリック化の流れになっていき、
あの頃のモード手法以上にはもう進めなくなったのか、と考えられていた。しかしこのショーターのカルテットを聴くと
ロック、エレクトロ、フュージョンといった流れに身をおきつつの時代を超えて、
ここでモード系のさらなる発展を完成させているんじゃないか!と今更だけど思った。
ドキュメント「Zero Gravity」でもいろんな方々がショーターを評している。
サックスの巨人ソニー・ロリンズは「ウェイン・ショーターの音楽はどのジャンルにもカテゴライズされない」
「持って生まれた才能がその偉業を成立させている」
ニール・ドミグラース・タイソン(天体物理学者)「今まで聴いた音楽で一番影響された」
Bob Blumenthal(ジャズ評論家)「ウェインの音楽は足し算ではなく引き算でできている、そして開かれている」
Jason Bivins(ジャズ関連書著者)「空間は思考を活性化させる」
「ジャズの曲は40%が従来の曲がベースになっているがウェインの曲は独創性がある」「イマジネーション豊かなら伝統には縛られない」
マーカス・ミラー(ベーシスト)「ウェインは[ネフェルティティ]と[フットプリンツ]だけでやっていける」・・・
つまり、しかしこの有名な名曲2曲に頼ることなく死ぬ直前まで絶えず前に進み続けた、ということを言いたいのでしょう。
yukko project
プロフィール
ミュージシャン
- 『おおたか静流を聴く会』6.23
- Wayne Shorter追悼#3
- SUPER NOVA(1969)《ショーター追悼その2》
- WAYNE SHORTER逝去
- Tres Joyeux 『UN』
- 鮎川誠旅立つ!
- Jeff Beckが逝っちゃうなんて
- おおたか静流旅立つ
- ビル・エヴァンスの特集を地上波のテレビで
- 作曲家の桜井順さんが
映画音楽
- 『生きる』がイギリスでリメイクされた
- Wayne Shorterドキュメント映画『Zero Gravity』
- 『水で書かれた物語』を上田の映劇で観る。
- 配信ドラマ『シコふんじゃった!』が世界配信!
- シコふんじゃった!2022
- 映画『ブリキの太鼓』
- ポワチエとボグダノヴィッチ監督逝く
- 『マダムと女房』 1931年
- 世界初のトーキー映画
- 刑務所モノの最高傑作
雑感
- 小池さんだ!!鈴木伸一さんの本
- INTO ANIMATION 8 国立新美術館で8月4日(金)6日(日)に上映!
- MPJ でのオンライン講座2023
- 4年ぶりの菜の花公園
- ラジオ番組『うっぴいステーション』にゲスト出演
- 2023年あけまして!
- 犬山城への道
- 東京藝術大学大学院での市民講座
- アウトレットに楽器屋が!!
- 四条烏丸の東に少し上がった柳馬場通り
音楽