大崎事件_「あたいはやっちょらん」
「あたいはやっちょらん」。
義弟を殺し遺棄した罪で懲役10年の刑に服した原口アヤ子さんは出所5年後の
1995年に最初の再審請求を申し立てた。
当時67歳・・・(中略)冤罪を訴えた・・・
これは先日3月30日の信濃毎日新聞の記事からの1979年の大崎事件の抜粋だが、
一貫して無罪を訴えている原口さんは現在92歳。
推定無罪の原則があるにもかかわらず警察の威信をかけて、
みたいな無理な捜査や可視化されてない中での
自白強要も問題ではある。
僕の母くらいの年齢の方がいまだに権力と闘っているかと思うと胸に痛みを覚える。
その3月30日に4度目の再審請求をされた。
この問題や警察捜査の可視化問題に委員をされてる周防正行監督の言うところでは、
「再審法は戦後の司法改革でほとんど手つかずのままです。
戦前のまま取り残されている法律です。
その中身は、
「再審はできます」と言っているだけで、どう再審の手続きを進めていくのか、
全く規定がありません。
したがって、裁判体によって進め方が違います。
もっとも多いのは、「再審」は自分の業務成績に関係ないので、
無視して先延ばしにするという対処です。
ですので、きちんと再審に向き合わせるためのルール作りが必要になります。
大崎事件は都合三度の再審開始決定が出たにもかかわらず、
検察の不服申立によって覆されてきました。
昨年の最高裁の開始決定取消は、まさに裁判所は人権を守る最後の砦ではなく、
国家権力を守る最後の砦であることを証明しました。
大崎事件を多くの人に知っていただければ、
その裁判所と検察の対応がいかに理不尽なものか理解してもらえると思います。」
です。
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よろしくお願い致します。
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