「さよなら」金子みす々の詩に作曲

カテゴリー: 音楽
投稿者: suoyon

【2013年06月28日】

「さよなら」オンエアの画面より 

NHKーeテレで朝8時40分〜50分に放送されている『にほんごであそぼ』で私の作曲した歌「さよなら」が月歌に選ばれでオンエアされていますので是非ご覧になって下さい。(夕方5時15分にも再放送があります)

 

「さよなら」は明治生まれで大正期から昭和のはじめにかけて活躍した日本の詩人金子みす々の詩に作曲したという企画です。歌っているのはシンガーのおおたか静流。おおたかさんの歌は毅然としたフィーリング。女性とか男性を超えて普遍的な情緒に包まれた感じ。「さよなら」ということばからくる安っぽい感傷にはながされてないです。

 

また詩人の金子みす々、日本を代表する詩人で山口県生まれ、数奇な運命を辿り26歳で自ら命を絶っている方です。

金子みす々の物語はドラマ化されたり、その詩はいろんなところで曲がつけられています。

 

私の作曲はといえば、そうですね・・・明るくもなく悲しくない、微妙な線いってます、あえて。

和声的にはマイナーキーで始まりいつのまにか転調転調で最後はメジャーキーにたどり着いてますがすごく明るいわけではないです。勿論もろに悲しいとか暗くもないと思います・・・なんで微妙な線ということです。

 

元々この楽曲は同番組のお正月スペシャルでの公開録画番組(福島で収録)の為に作曲されたものを、今回新たにおおたかさんの歌をレコーディングして完成させたものです。