映像・音響論

カテゴリー: 雑感
投稿者: suoyon

【2013年05月26日】

写真は名古屋学芸大学の私の音響論の講義風景。
この日は60人余りの学生諸君に映画ドラマ音楽の分析解説を行った。

普段なにげなくストーリィや俳優さんたちの演技を追って見るだけだったのが、背景音楽の入の
ポイント、終わりどころのポイント、セリフ、ナレーション、効果音(SE)、状況音などとの絡み、関連を説明しつつ、なぜ、その箇所にそのシーンにこういう音楽が入ったかという分析をした。
そのすべてになんらかの必然性があって完成に至る。ただなんとなく雰囲気で音楽を入れているわけではないことがわかって、関心してくれたりした。
そうなんですよね、CMでも映画でもすべてにきめ細かく仕上げていっているんです。
勿論一般の方々はそんなこと気にしなくて「好き、嫌い」と判断してくださって良いのですが、もし「作る」という側にちょっとでも興味があるのであれば、そういう分析から入って行く、ということなのです。

今は学生たちの出席はG-Mailで送られて来る。そして授業の感想のコメントも書いてもらっている。この日の感想は「わかりやすく学べた」「最高でした」「ドラマの音楽の入り方がだいぶわかった」等々とてもいい感じでした。



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