カテゴリー: 雑感
(2018年04月13日)
投稿者:suoyon
上田城跡公園


今年も春の「MPJ・周防義和映画音楽作曲講座」です。

濃い内容で実践的な講座です。周防義和の実際のお仕事などからの題材というリアリティある作曲講座になります。

第1回5/17(木)19:00〜22:00前くらい 講義&課題出題 
第2回5/31(木)19:00〜22:00前くらい 課題発表&コメント
今回の題材はタイミング合わせの劇中音楽の追求です。 

詳しくはMPJ(music port japan)のサイト 
こちら

写真はそれと関係ないです・・・上田城跡公園の桜(満開の時期はちょい過ぎてた)
カテゴリー: 雑感
(2018年04月02日)
投稿者:suoyon
小津安二郎大全集
雲呼荘
小津安二郎監督の映画

久々に(数十年ぶり)小津監督の映画を10本DVDで観た。いつも家族とかホームドラマの原型みたいな物語で、大事件が起きるわけでもなく淡々とした展開、独自の美学で一貫していながらある意味ではオリジナリティとかマンネリを超越した小津作品。この歳で見ると初めて観た30代の頃と見る視点が変わった気もする。自分が、出てくる登場人物の親世代側になっちゃってるからかもしれない。

不自然に盛り上がったりする展開より普通の人々の普通の生活こそ一番ドラマティックなんだ、と小津監督と脚本の野田高梧は言いたいのだろう。そして輪廻のように繰り返される人生をこのカタチで描いたのか・・・やはり深いものがある。写真右側は野田高梧と小津監督が脚本を書くために篭った信州蓼科の雲呼荘。

1936年の小津監督最初のトーキー作品『一人息子』は飯田蝶子主演。原節子が紀子という役名で出演しているため紀子3部作と言われる『晩春』(1949)『麦秋』(1951)『東京物語』(1953)。原節子さんも3年前に95歳で亡くなった。あの時代に原節子のあの洋風な美貌は太陽のような輝きをもつ。

『東京物語』は英国映画協会『Sight&Sound』誌発表する映画監督が選出する映画部門で、映画歴史のすべての映画の中で2012年に第一位になっている。小津作品は欧米のインテリ映画人には圧倒的な評価をされている。

昔の東京の風景だけでなく北鎌倉の風情、踏切は小津映画の風景といえる。どの作品にもほぼ出演している笠智衆のさりげない存在感も小津作品の顔だ。『東京物語』の時の笠智衆はまるで70歳くらいの感じだが当時彼は48歳、見事な老け役。時に教師、パチンコ屋のオヤジ、トンカツ屋、大学教授、大手企業の部長、などどんな役でも笠智衆さんが出てくると温かい。

昔の東京の風景や話し方の違い、逆に今と同じニュアンス、また銀座でお茶するシーン、家でコーヒー飲む習慣はこの頃からあったんだ、とかすべて興味深い。そして杉村春子、東野英治郎といった舞台人の名演技が支えている。ワビ、サビ、ム、の世界観が根底にある。ハッキリしたい人にはかったるいだろうな。
『秋刀魚の味』(1962)の劇伴音楽(斉藤高順作曲)が最近清涼飲料(確か)のCMにリメイクされたのは驚き・・・でも合っていた。
カテゴリー: 雑感
(2018年03月30日)
投稿者:suoyon
小山川児玉2018_2

関東平野の西の縁をドライヴしてたら児玉千本桜・・という文字が、、、それでハンドル切ると小山川の土手沿いに桜が満開!
今まで知らない場所のキレイな桜に感激! 川の水量は少ないために流れの真ん中まで行って両側の桜を見る。
遠くの山は秩父方面ということになるのかな。住んでいる信州、軽井沢はまだ全然咲いてません。
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(2018年03月20日)
投稿者:suoyon
蓄音機カフェラリュ-シェ

『蓄音機の思い出』
もう死語のような「蓄音機」。写真は大分湯布院のカフェ・ラ・リューシュにある蓄音機。ここでは蓄音機でのオーディオコンサートも開かれたそうだ。オシャレな家具でもあって、これがリビングにあったら雰囲気ある。「カミクダキ」の始まる前、この蓄音機に目がいっちゃって・・・
「蓄音機」。僕が小学生の1960年代初頭、近所の山手通りに面した友達の家が印刷屋さんで1階が印刷工場で2階がその友達の家庭の住まいだった。3階もあったかなあ・・そしてそこには蓄音機があって、そこでジャズを聴いたような気がする。気がするっていうのはジャズがなにかもわかってないガキだったし。1960年代後半になるとうちもポータブルステレオを買い、レコードを聴くようになった。CDもWavやMP3でもない時代・・・最近20〜30年ぶりにいわゆるアナログなLPレコードが発売されたと聞く。
カテゴリー: 雑感
(2018年03月17日)
投稿者:suoyon
森友問題はここで僕のような人間が言わずとも、回りにいる人の殆どが政権の酷さを感じているし、野党から自民党、元々まっとうな保守の方々も批判している。首相、財務大臣とかの権力の使い方がどうみても間違ってる。誰もが思ってるように退陣はあたりまえだけど人としての品格も疑う人たちだ。
そして、元文科省事務次官の前川喜平氏の愛知県での中学での特別授業に文科省が介入するのは、これは国が気に入らない人物にはその行動を見張り制限する、ということなのか。共謀罪にも繋がる危なさだし、ロシアや北朝鮮みたいな監視国家、独裁国家の方向に近い。以前の菅官房長官がひとりの人間に対してした人格攻撃も酷かった。高市前総務相のテレビ局に対する認可権の権力行使も民主主義国家とは思えない危なさだったし、この政権、ダメです。 
カテゴリー: 雑感
(2018年03月16日)
投稿者:suoyon
造形アニメーションのすべてチラシedit_0210

表参道ヒルズで「造形アニメーションのすべて」が開催!
東京、若者で溢れる表参道の表参道ヒルズB3F で特別イベント「造形アニメーションのすべて」が開催されいます。これは東京造形大学アニメーション領域の設立15周年を記念したイベントで、作品発表やその場で遊べる視覚玩具オブジェ、トークなど様々なイベントが今日16日から18日まで行われています。無料のイベントですのでお近くに行かれた方は是非!
っていうか後先逆ですが、僕は東京造形大学で毎年8コマの「映像に音楽をどうつけたか講義」をしています。もう14年していますので、アニメーション領域ができた次の年から呼ばれているわけです。僕の授業に出てた人には中田彩郁さんなど卒業後、業界で大活躍している素晴らしい人も多いです。
アニメーションの作品を見るとその手法や発想が限りなくたくさんあって、もしかすると実写よりも自由な表現手段かもしれません。テレビで見るような商業的なアニメからアート作品、手法も人形を動かすのもあれば、デザイン的なもの、実写も組み込まれたものなどなどなど限りないです。 

最新情報は http://zokeianime.com をご覧ください。
カテゴリー: 音楽
(2018年03月15日)
投稿者:suoyon
博多座舞妓はレディ2018


舞台版『舞妓はレディ』、福岡博多座で公演!
写真は中洲川端の博多座のあるビルの入口。
舞台版は映画とはまたひと味もふた味も異なる。休憩挟んで3時間20分の大作ミュージカル。歌のリメイクの仕方で興味深いのは「夜の終わりに想う歌」が構成を変え、数人のハモでのスタートで途中でセリフが入り、とか。またセンセ役が改めてこの曲でソロを取るversionもあったりで膨らんだ。「これが恋?」も間奏後再びサビを歌う展開に。キャストも映画とはすべて異なるのでニュアンス等も舞台ならではの世界観が成立した。博多座はとにかく素晴らしい劇場。ロビーにはたくさんのほんとうにたくさんのグッズやお弁当などが並び、その殆どに「舞妓はレディ」の帯がかけられお祭りのようでした。
ここらへんは中洲川端のオシャレなオフィス街と川端中央商店街という昭和なアーケードが混在していて面白い、隣りのリバレインというビルはめちゃオシャレな店が入っている。その1階のブックカフェでのお茶も良い。近くのお店「とり田」の水炊きは最高でした!
カテゴリー: 映画音楽
(2018年03月13日)
投稿者:suoyon
金鱗湖カフェリューシェ

カフェルーシェ2018

カミクダキ湯布院edit310_2018


『周防義和映画音楽カミクダキin湯布院』終えました!

約20年前と数年前、そして今回と3度めの大分県湯布院でしたが、土曜日の湯の坪街道は観光の凄~い多くの人で溢れてました。
そして湯布院町の金鱗湖畔にあるシャガール美術館のcafe la rucheでの『・・カミクダキin湯布院』大盛況のうちに終えました。(こちらは観光の人はいないですが)
制作の幸重さん(湯布院映画祭実行委員)、cafe la rucheの伊藤さんはじめ、エンジニアリングやお手伝いの皆さん、キーボードを貸していただいたり、そして何より近隣より集まっていただいた方々、ほんとうに温かい雰囲気の中での素晴らしき会になりました。ありがとうございました。打ち上げも盛り上がり、、また湯布院映画祭の元&現実行委員長や映画に熱い想いのある方々の中で楽しき時間でした! 
写真はカフェからの金鱗湖、セッティング中の写真、ホワイトボードとプロジェクターをバックにパソコン、キーボード楽器を前にしゃべくる本番の私周防義和。
カテゴリー: ミュージシャン
(2018年03月07日)
投稿者:suoyon
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コリエル



ラリー・コリエル逝って1年・・・思い出す1986年東京での名演!

時は1960年代末、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、マイク・ブルームフィールドっていうギタリスト達が楽器奏者なのにポップのアイドルになった。そこにジャズ側からもロック的な音を出す、つまりジャズギターっていうとクリーントーンなのに歪み系の音色でロック風なプレイで、当時のガキにとってもカッコイイと思える奏者が出現した。

そんなギタリストがラリー・コリエルだ。

思い出すのは1969年頃にフルートのハービー・マンのJazzRockなアルバム『MEMPHIS UNDERGROUND』(コアなジャズファンからはチャラいという評価だった)に参加していて当時の当時の流れであるロック化するジャズに貢献したスタイルの第一人者だった。
僕はその曲「Memphis Underground」を高校の頃演奏してた。僕も高校の時からそういうジャンル超えの洗礼を受けて、結局それが生涯、そのコンセプトが身体に染み込んでる。そして69年のマイルスの『IN A SILENT WAY』でのジョン・マクラフリンなど凄テクのギタリストがどんどん出てくるが、コリエルがそう言うジャンル超えの先陣を切っていたギタリストのひとりだ。Trpのランディ・ブレッカーとイレブンスハウスというフュージョンバンドもやっていた。

1986年のライヴアンダーザスカイ(よみうりランドイースト・東京じゃなくて川崎だった)でのコリエルとアル・ディミオラのアコースティックギターデュオ、というか2人のギター侍の一騎打ちはコリエルの名演のひとつだろう。あまり楽器のテク競争みたいな音楽に基本的には興味ないほうだが、この「対戦」のような一騎打ちはちょっと面白い。
曲はチック・コリアの名曲「Spain」。
ディミオラはすでに70年代中期にチック・コリアのReturn to foreverのelectric系バンドに参加していてテクニック的にはコリエルより遙かに凄いので、誰もがディミオラの勝ちだろうみたいな気持ちで見ていた。
ところがディミオラの綺麗なフィンガリングとミュートやトレモロやあらゆる奏法を駆使した粗つのない華麗なソロの後のコリエルのソロ、、、これが、これが!!テクを超えた熱い熱い心がギターに乗り移って聴くものを圧倒、そして1音1音のダイナミクスの凄さにも感激してしまった。やはり学んだ通りの教科書的スケールとかではない、最後はパッションというか人間力というか・・・コリエルの熱さに圧倒されたのを思い出す。これはYou Tubeにも上がってます。

Trpの日野皓正が1970年代初頭にニューヨークでコリエルと一緒にバンドしていて、コリエルは「自分にはテクニックがない」と日野さんに言う。日野さんはコリエルに「それがいいんだよ指が速く動くだけじゃないよ」みたいなことを言ったとか、、、ですよね。しかしテクないって言ったって普通から見たら相当な相当なテクだけどね・・・ラリー・コリエル昨年2月に73歳で逝去。あの眼鏡と独特の雰囲気が忘れられないミュージシャン。

ちなみに『MENPHIS UNDERGROUND』に参加している他のミュージシャンはチャック・レイニー、バーナード・パーディなど、ソウル系のスタジオミュージシャンの凄いメンツだ。
カテゴリー: 雑感
(2018年03月03日)
投稿者:suoyon
人生フルーツedit



映画『人生フルーツ』めちゃめちゃ素晴らしい!!!ドキュメント作品。

『人生フルーツ』は昨年の映画の中で一番という業界での噂を聞き見ました。
名古屋郊外春日井市の高蔵寺ニュータウンに雑木林に囲まれ自宅農園で様々な野菜や果実をつくる老夫婦(90歳と87歳)の毎日を描いた90分の作品。この主人公、旦那さん津端修一さんは長年建築家として活躍、この高蔵寺ニュータウン(1960年代に開発)も自らが手がけた土地ながら、自然との共生より効率を優先した住宅地作りに傾き、理想通りにはいかなかった。そこで津端夫妻は自宅の土地に少しでも里山を再現すべくナチュラルな生活を実践している。

家も平屋ながらひろ~いワンルームのアントニン・レーモンド設計に影響されたおしゃれなお家。

とにかく最初から最後までずっと感動していました。僕も田舎生活してるので、この100分の1でもいいから実践したいです。そして無理ない感じや生活を楽しんでいる点、キュートなアイデアが満載のオシャレ(流行とかトレンドっていう意味のオシャレでななく)で、いろんなものが手作りな夫婦なのです。淡々と描いていて、これがいいんだっていう上から目線でもないところもgoodです。ナレーションは樹木希林。大人の夫婦には絶対オススメ!
東海テレビ制作。 キネマ旬報文化映画第1位、その他多数受賞作品。
東京、東中野のポレポレ東中野で16:00からやってます。

東海テレビ制作。 キネマ旬報文化映画第1位、その他多数受賞作品。