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September 2022 の投稿一覧です。
カテゴリー: ミュージシャン
(2022年09月13日)
投稿者:suoyon
おおたか静流


シンガーおおたか静流が9月5日に逝ってしまった、肉腫とのこと、信じられない。
一緒にバンドもやったし、僕の曲を歌ってもらったり、おおたかさんの曲をアレンジしたり、
NHKにほんごであそぼ、では数年間ご一緒しました。
あまりに急に、こんな親しい音楽仲間が旅立っちゃうなんて、、、
同い年だし、38年くらいの交流かな。
とにかく凄いヴォーカリスト、尊敬する人、気取らない人、なんでも話せた仲間・・・
一緒にある時代をともにした。そんな時代は終わりなのかと、喪失感にさいなまれる。
ジャズ、ブラックミュージック、歌謡曲、民族音楽を超越してノンジャンルなヴォーカリストとして
唯一無二の存在感は圧倒的な方だった。
数年前にNHKの番組におおたかさんが歌うために作曲した「さよなら」が自分の曲
としては最後のコラボになった。この曲は大正時代の金子みすゞの詩に曲をつけた。
おおたかさんに最高傑作と褒められた、、、ほんとうに「さよなら」は辛い。
カテゴリー: 映画音楽
(2022年09月11日)
投稿者:suoyon
タムのセット





シコふんじゃった!2022

1991年の周防正行監督の映画『シコふんじゃった。』が
31年経ち配信ドラマ『シコふんじゃった!』になり
再び音楽担当しました。
10話からなる物語。前回からそのまま30年経ったという設定で面白い。
3月末辺りに打ち合わせをして8月まで作曲、
MA(映像と音関係を仕上げる作業)に入ってからもまだ作曲していた。
まとめて作曲をしてレコーディングし、それらの音楽40曲(バリエーションやボツ曲含めると80テイクがPCにあった)
をどう毎話にあてはめるかも自ら提案し、
ほぼすべてのプリミックスとMAに立ち会ったので
3月からほぼ休み無く(他のスケジュールもあるし)働いた。(歳なのに)

監督は映画『カツベン!』で日本アカデミー優秀脚本賞受賞の片島章三を
メインに若手監督3人(後閑広、廣原暁、植木咲楽)が1話ないし2話担当。
主演は葉山奨之、井原六花。ダンサー出身の井原六花の四股は見事です。
清水美砂、竹中直人、柄本明、田口浩正、六平直政も出演。
ディズニープラスで10月26日より配信予定。英語字幕版もあり世界配信。

また1991年映画『シコふんじゃった。』というとおおたか静流が歌った
エンディング曲「林檎の木の下で」が大好評だった。これは一応タイアップなのだが、
当時一緒にバンドやってたおおたかさんがソロを出したタイミングで、
そういう繋がりで決まったし監督も気に入った音楽。編曲が加藤みちあき、
このみちあきさんのアレンジが映画の雰囲気にもバッチリで、
よく『シコふんじゃった。』の音楽よかったです。「林檎の木の・・」って言われたが、
これは私じゃなくてみちあきさんのおかげ、おおたかさんのおかげなんです。
あらためてお二人に感謝です。そのおおたかさんに報告しなくちゃ、
という矢先の彼女の旅立ち、告別式でご報告。
みちあきさんにもお伝えしました。

今回もその「林檎の木の下で」をインストで劇中音楽として使おうということで
demoや映像への仮あてを行っているうちに音楽チームに参加している
Jirafa編曲&歌のバージョンが監督プロデューサーに好評で、なんと今回もテーマになってます。
劇中でもインストとしていろんなバリエーションで使用しています。

写真はハバネラ風の曲にドラムではなく複数のタムをセットして叩いてもらった時のもの。
これは1991年版を踏襲しているが、曲は一応別曲。
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