音の国の鬼3

泉 尚也アルバム『音の国の鬼』Oni in Sound land

ベーシスト泉尚也のCDアルバム『音の国の鬼』が発表されました。
泉尚也とは20年以上一緒に行動を共にしているといって良いメチャ信頼を寄せるベーシスト。今回の音楽は版画家西藤博之の木版画の為に泉尚也自身が作曲編曲演奏したエレクトリック・ベースのアンサンブルによる音世界。すべてフレットレスベースで演奏されてひとりダビングで構成されている。時に優しくメロディを奏で時にアヴァンギャルドに、時にミニマル的なパターンにのせるメロだったり、イーボーでロングトーン奏法を操り、エフェクト、ダブルストップ等々様々なテクニックを駆使しているがいわゆるフュージョンのような指が速く動きます系ではなく全体のヴィジョンを感じる。
泉尚也はジャコから学んだものも多いがエバハルト・ウェーバーなんていうヨーロッパジャズのムードも感じさせる。フレットレスベースでのアルペジオとかも気持ちいい、、、そいえば彼は以前ライヴでバッハのチェロ・ソナタをベースで奏していた。
しかし演奏家にこういうコンポージングされちゃうとね、作曲家の出る幕はないっす。まあベースでこんだけできる人もなかなかいないデス、素晴らしい!
西藤博之さんの木版画はとてもポップ。このコラボは面白い。
泉尚也へのコンタクトはhttp://www.izuminaoya.com