2月はひとつ映画音楽の作曲を終え、同時に進行しているもうひとつの映画音楽のほうに重点を置いて作曲中!その間、別のCM、テレビ番組の音楽の仕事も平行している。

ところで東京に来るといろんなものが変わっていく。
実家のある中目黒はここ10年ですっかり目黒川の桜の名所になり、駅改札から目黒川周辺はまるで原宿のような感じのひとだかりになる。中目黒の交差点にも「目黒川はこっち」というような看板を持った方が誘導したりしている。いやいや凄いことだ。
ここの長所はなんといっても都会のど真ん中のおしゃれな場所にある桜ということ。広々した広場とかは全くないのに、目黒川沿いの両側の道をただ歩き桜を楽しむ。そしてその周辺にあるおしゃれな店でのショッピングや食事を楽しめる場所ということだろう。

また東急東横線の渋谷駅が地下になり地下鉄副都心線と繋がった。いやいやこれって一大事件!
渋谷のあの東横線のホームに何十年も慣れ親しんだ世代、ほんとうに寂しい気もする。
キャスターの久米宏さんがラジオで「1960年代辺りにこういうことがあったら、こうやって日本はどんどん新しく変わっていくんだって、ワクワク感あったけど、今はそれがなく、もうついてけねえ!」と、まあ冗談っぽくではあるが言っていた。

副都心線は東武東上線とも繋がっているので埼玉から渋谷、自由が丘、横浜がひとつの線で繋がる。便利になったのだが、渋谷駅は地下5階なので乗り換えに時間かかり、中目黒から渋谷の、例えば東急ハンズに行こうと思ったら、前より時間かかることになる。
でもまあ久米さんじゃないけど、しようがない、ついてけねえ!デス。

それからそれから小田急線の下北沢駅がやはり地下化された。この辺り小田急は地上を走っていたのが地下化されて踏切が無くなった。演劇や音楽を目指す若きアーティスト、学生街の下町的な雰囲気が残る下北沢も再開発でなんか昭和なムードがほぼ無くなってきてしまう。

うってかわって写真は京都の「哲学の道」の桜。4月4日たまたま仕事で京都に。祇園や四条河原町など凄い賑わい。桜の季節の京都がこんなに凄いとは知らなかった。
「哲学の道」もたくさんの人で小道が溢れていた。
1990年代にJR東海「そうだ京都行こう」のTVCMで「哲学の道」の映像に音楽をつけた。
もう何度も歩いたことあるのだが、さすがに桜の季節は来た事なかったが偶然にも桜真っ盛りの時期に出くわした。とにかく京都の桜は艶やかで華やかで名所もたくさんあって流石!としかいいよがない。祇園甲部歌舞練場での「都をどり」、上七軒歌舞練場での「北野をどり」を鑑賞、京都の素晴らしき日本の文化を堪能した日々だった。

 

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