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この度、Asama-de.comにてコラムを書く事になりました。ヨロシク!という訳で、アサマについて。。。

アサマ –-- 口に出せば出す程なんて甘酸っぱい響きなんだろうと思う。僕にとって「浅間山」、「特急アサマ号」、「アサマサンライン」など、十代後半から青春時代真っただ中の想い出の言葉です!!

信州上田から見える浅間山は、実はその「横顔(profile)」なんですねー。つまり、よく写真になっている正面から見るあの雄大な台形、白いトップからカスケード状に流れ縦筋入りの精悍な姿、あれとはまた異なるんです。上田ではアサマは時折チラリと見える不思議な大山なのです(八重原からもいい感じで見えますけどね)。

 だからこそ、正面から見たいと、上田からいそいそとアサマサンライン(浅間山麓広域農道)や国道18号線を走って東御市、小諸や軽井沢へ出かける時は、浅間山がパノラミックに、壮大なその眺めに出会えることに胸を時めかせた。覗き込むようにグルッと廻って見えてくる浅間山の絶景に快哉を叫ぶ!まるで横顔の綺麗な美人を前に廻って覗き込みたくなるあの感覚と似ているんですねぇ(笑)。 

 一方、上田市で一番立派に見える山と言えば浅間連峰の端にある「烏帽子岳」(烏帽子が雪まとえば寒さひとしお♪〜)、でも、近くにあって親しみ易さでいったら市民の山、「太郎山」だ。ご来光も綺麗だ。僕等H2Oがデビューして、上田市民会館でfirst & lastと銘打ってコンサートをやった時、周囲の方々がH2Oと言う名は化学記号なんてヘンテコリンなので変えようと言い、あのサザンの桑田さんにその名前を改名して頂くとなり、「太郎山ブラザーズ」と命名する筈だったのですが、発表直前、社長の鶴の一声でやっぱり「H2O」に戻す!!なんてこともありましたよ。変えなくてヨカったけど。。。

その太郎山の中腹にある場所は「H2O」の前身「Spring Breeze」の4人がよく練習をしていたところ。中沢君、中島君、藤森君とよくバンドの練習をしたものだ。

僕が東京の大学へ行っている時も避暑に、ジョン&ヨーコが軽井沢に来ているという話を聞いて、特急あさまで帰って上田の実家から取りたての免許で車にのり皆で18号線をよく走って軽井沢を探検したものだった。ジョンに会えるんじゃないかと。その時見えたのもあの勇壮な浅間山!その帰り、小諸の懐古園に寄りよく寝そべって、島崎藤村の「小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ緑なすはこべは。。。」これってどんな感じなんだろうって空想していたものだった。

30代の時に憧れのビートルズ巡礼にリバプールに行く機会があった。ロンドンから電車で2時間30分、これって東京-上田間も昔は「あさま号」でかかった時間と全く同じ!車内でギネスビールの飲みながら、そのFab fourがオーディションにリバプールから電車でロンドンによく行っていたと読んだことがあって、車窓から見える羊の群れを見ながら、彼等も当時こんな風景を見たのだろうかと不敵にも自分達と重なり合わせていた。これってかなり生意気!(笑)